ルチンはポリフェノールの1種です。ケルセチンやヘスペリジンなど他のフラボノイドとともにビタミンPとも呼ばれています。血管を丈夫にして血圧を正常に保つと言われています。蕎麦に多く含まれていますが、水溶性であるため、蕎麦湯に多く溶けだしています。この事から、別名蕎麦ポリフェノールとも呼ばれます。有効性としては、血管疾患、静脈瘤、癌治療による口内潰瘍の予防、出血、痔などに効果があるのではないかとされています。果物や野菜、そばなど食品に含まれている量を摂取するなら安全です。サプリメントなど通常食品に含まれている以上の量となると、頭痛・ほてり・皮疹・胃のむかつき・胃の閉塞などを引き起こす事可能性があります。また、ルチンなどのフラボノイドが胃がんを引き起こす原因となり得るのではないかという懸念もあります。いずれにしても、妊娠授乳期の方は、サプリメントでの摂取は控えて置くべきでしょう。