からだと食べ物の基礎知識について

食の大切さを考えたときに、なぜバランスのよい食事が健康に関係あるのか、食べたものはどのようにからだに作用しているのかということに感心を持つのはとても大切な事であると言われています。
生きるために食べるということ、健康でいるために食べるということは、からだを作っている細胞の仕組みやそれぞれの栄養素の働きを知ることでより分かってくることかと思います。

からだというのはいくつもの元素で構成されており、酸素、炭素、水素、窒素の4元素が96%を占めているそうです。
その他の元素として、カルシウム、マグネシウム、リンなどが骨格を作って、ナトリウム、カリウム、塩素などは細胞内外の体液中にあって生理作用に関わっているらしく、鉄は主に血液中のヘモグロビンとして存在していると言われています。

栄養素での体成分は60%が水分、それ以外はタンパク質、脂質、糖質、ミネラル、ビタミンの5大栄養素です。
食事でたくさん摂っているのは糖質となるようで、体成分としては糖質は0.5%と、とても少ないそうです。少ない理由は糖質がエネルギー源として代謝されるからだそうです。


加えて、余った糖質は脂質として体内に蓄えられるとのことです。ダイエットの方法で糖質カットダイエットというのがありますが、脂肪になってしまう前にどんどん糖質を使うのがいいようです。よく将棋の棋士に細身が多いのは、脳みそをフル回転して糖質を使っているからだと聞きます。とにかく太らないためには頭を使い糖質を沢山消費するのはいい方法のような気もします。

NMNについて

NMNはビタミンB3に該当する物質であり、いろいろな生物の体の中に存在しています。枝豆やブロッコリーなどにも含まれているので、それらを積極的に食べることで通常よりも効率よく摂取できるでしょう。ただし、その方法だけでは十分な量をまかなうのは難しく、不足した状態になりやすいため注意が必要です。

NMNとは生命活動を続けるために利用されるものであり、本来は生体の中での生成が必須となっています。しかし、年齢を重ねるにつれて生成のペースが下がっていき、修復するための機能が衰えていくと見られているのです。

まずはNMNの作用の仕方について理解することから始める必要があります。具体的にはNAD+という要素に変換することで、いろいろな組織に作用を及ぼすようになるのです。代表的なのは内臓や骨格筋ですが、血管や神経などにも関係しています。それどころかミトコンドリアや細胞といった微小な単位のものも例外ではありません。

これだけ大切なものですが摂取の難易度が高いという問題があり、NAD+を直接取り込んでも同等の効果を期待できないのです。NAD+は口から取り込むと、消化器を通過する過程で分解されてしまいます。ほとんどが分解されて体内に残らないので別の方法を模索することが大切ですが、血管への直接投与は有効な手段ではないので要注意です。分解される過程において血糖値が下がり始めてしまいます。

このような問題を抱えているのにもかかわらず、これまで注目度はあまり高くありませんでした。しかし、製薬会社と国立大学が長期にわたって口からNMNを摂取する研究をすることで、成長ホルモンの増加などの確認に成功したとのことです。加えて、効果に関する科学的な効果を実証するために研究を続けているのだとか。論文も発表されており、まさに最先端の栄養素といっても過言ではありません。すでに美容雑誌などのメディアでは多数取り上げられており、高い評価を得初めているようです。